研究所について

会長挨拶

「一般社団法人 国土強靱化研究所」の会長の二階俊博です。

本年1月17日で、阪神淡路大震災から30年の節目を迎えました。地元和歌山の仲間と物資を調達して救援に行った神戸の街のことは、今でも忘れられません。
自然災害は忘れた頃にやってくると言われますが、阪神淡路大災害から16年後の平成23年3月11日、未曾有の大災害となる東日本大震災が発生します。
阪神・淡路大震災以来、自然災害から命と暮らしを守ることが最も大事な政治の使命だと考え、政治活動を行ってきましたが、東日本大震災を機に、「自由民主党国土強靱化総合調査会」を設置し、強く、しなやかな国土を構築する「国土強靱化」の取組みを始めることにしました。

災害が発生したら一刻も早く現地に駆けつけ付けて適格な判断をして対応することを第一に、これまで、災害対策のトップランナーである有識者はもとより、被災地された皆様の声を聴き、国土強靱化の取り組みを進めてきましたが、激甚化・頻発化する自然災害の取組みは未だ道半ばです。
自然災害から国民の命と暮らしを守るため、政府や行政、政党に対してモノ言う組織として、「一般社団法人国土強靱化研究所」を設立いたしました。
多くの皆様のご協力をお待ちしています。

「一般社団法人 国土強靱化研究所」の代表理事を務めます林幹雄です。

国土強靱化と両輪の重要課題が「地方創生」です。
国立社会保障・人口問題研究所が発表する「将来推計人口」では、2070年までに総人口は8,700万人まで減り、そのうちの4割近くを高齢者が占めるとされています。
地方創生は「地域の持続的な発展を目指し、地域内の人々がその土地で安心して暮らし、働き、育てることができる社会を創り上げることを目的として、平成26年にスタートしました。
現在、石破政権では、地方創生2.0として、東京一極集中から分散型社会への移行を図る「令和の列島改造」構想を掲げ、今後10年間の基本構想を策定する意向が示されています。

「国土強靱化」は自然災害から国民の命を守る取組みですが、急速に進む地方の過疎化・高齢化から国民の暮らしを守る「地方創生」の取組みを進めていかなければ、強く、しなやかな日本を創ることはできません。
「一般社団法人国土強靱化研究所」は、「国土強靱化」と「地方創生」、さらには、「観光立国」を含めた3つの政策テーマについて、多くの皆様の経験と英知を集約し、国民運動を展開してまいりたいと考えています。ぜひ、多くの皆様にご賛同をいただき、ご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

設立趣意

防災・減災と地域活性化を両立し、強くしなやかな国土を構築するための
研究・提言・技術開発を推進します。

近年の自然災害の激甚化や少子高齢化に伴う地域課題に対応するため、「強く、しなやかな国土」の構築が求められています。
一般社団法人国土強靱化研究所は、防災・減災と地方創生を連携させ、調査・研究の支援や最新技術を活用した防災ソリューションの開発、政策提言を行います。多様な主体と協力し、持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。

設立趣意書はこちら

ロゴデザイン/タグラインメッセージ

自然災害の激甚化や少子高齢化に伴う地域課題に対応し、「強く、しなやかな国土」の構築を目指すため、
私たち国土強靱化研究所の理念を表現するロゴを開発しました。
防災・減災と地方創生の連携、地域の多様な主体と共に未来を創る姿勢を象徴しています。

ロゴマークについて

●コンセプト=込めた想い
災害は地球と共存している限り避けては通れません。しかし、毎日「日が昇る」ように人々の平和もすぐに取り戻せるポジティブな意味を込めました。日の出のイメージから、太陽と地球を表現し私たちを取り巻く豊かな自然を連想させます。また大きな円は、日の丸を意識し日本が災害に強い持続可能な社会の実現を希求しています。

●イメージカラー
「日の出」をイメージさせる太陽レッドと、「大地」をイメージさせるグリーンで構成し、普遍的で人々が安堵する平穏な暮らしを表しています。

タグラインについて

●コンセプト=込めた想い
[この国に、未来を支える強さを]
国土強靱化の主目的である「防災」を主題としながら、単に災害から守るだけでなく、その結果として平和な未来までも守ることを表現。 「強さ」を感じさせることで、国民にとって希望となり、頼りとなる存在であることを表します。